2019/06/06 16:17

一般に流通している宝石ルースの多くは、
エンハンスメント(改良)やトリートメント(改変)
と呼ばれる人工的な処理がほどこされています。

色や見え方を良くするためのもので、
加熱処理、有色オイルや樹脂による処理、含浸、
コーティングなど、さまざまな技術があります。
宝石のお化粧、あるいは整形手術、といえば、
イメージがしやすいでしょうか。

しかし、天然無処理の石に比べると、
人工的処理がほどこされた石はエネルギー的に劣るのか?
というと、私はそうは感じません。
むしろ、強化され、変容している、と感じたり、
色、輝きを引き立たせることによって、
潜在的な力がより発揮されている、と思うことが
少なくないのです。
もちろん、天然無垢ならではの力を感じるものもあります。

さらに興味深いことに、同じ石からカットされていても、
ひとつひとつのエネルギーは微妙に違って感じられます。

ですので、どこまで人工的処理がされているかということより、
どこの産地のもので、どのような方々に扱われてきたか、
誰から手渡されるか、ということの方が、
私はより興味をひかれます。
石には育ち方があり、波長の合うところを通ってくる、
という気がします。

石を選ぶ時は、一般的な信頼感、ということとはまた別に、
全体として、ご自身で好ましい雰囲気だと感じるところから、
お迎えになられるのが良いのではないかと思います。

と書くからには…当店も、
あらためて矜持を正さなくてはなりませんね…。